さ行

サーキュレーション

広告媒体の量的数値の総称として用いられる用語。広告媒体としての価値判断の重要な基準となり,広告効果測定・広告料金設定の基礎データとなる。

サイネージ

デジタルサイネージ。街角の看板やポスターを電子化し、液晶パネルやプロジェクターなどに画像・動画を配信するメディア。

在庫高

年間の販売の高低に合わせて効率的な管理を行うために必要なもの。在庫高予算。

再販制度

正式には再販売価格維持制度。独占禁止法上は原則として禁止されている再販売価格の指定を例外的に認める制度。書籍、雑誌、新聞及びレコード盤、音楽用テープ、音楽用CDの6品目については例外的に、言論の自由や文化の保護という見地から、認可されている。

サテライト

原義の衛星から転じて、他のモノに付属しているものとして主に用いられる。サテライトオフィスなど。

サバンナ効果

眼前の手前を暗く、一番奥を明るくすることで入店を促進する効果。

サプライチェーン

原料がされた段階から、製造された製品やサービスが消費者の手に届くまでの一連のプロセスの繋がりのこと。

3R

環境配慮に関する取り組みで、Reduce(減らす)、Reuse(再使用)、Recycle(再資源化)の3つの英語の頭文字を表す。

3C分析

外部環境の市場と競合の分析から重要成功要因を見つけ出し、自社の戦略に活かす分析をするフレームワーク。3Cとは、市場(customer)、競合(competitor)、自社(company)の頭文字である。

シーズ

企業が保有する事業化、製品化の可能性のある技術やノウハウ。種の状態であり、そのままでは顧客に提供することができないため、これを顧客ニーズに適合する製品やサービスに変換していくことが重要。

シーリングディスプレイ

のれん、バナー、懸垂幕など、天井から吊り下げるタイプの来店客に対して頭上に掲げるディスプレイ。

シーン分類

実際に商品を使用する場面を想定した分類方法。

シェアプラン

品揃えを売上、個数、陳列面積等で分けること。

実験店舗

期間限定で新しい商品やシステムを導入する店舗。実験を繰り返し改善を重ねて全国的に広まっていく商品も多く存在する。

シナジー効果

相乗効果。ある要素が他の要素と組み合わさり、より良い結果が生まれること。相乗効果により全体の最適化、効率化が発揮される。

シニア

年長者を指す。年配者。逆をジュニアと呼ぶ。

シャワー効果

デパートの上階の施設を充実させ、店舗全体の売り上げをよくする方法。屋上施設やレストラン街などを設けることにより、上から下へ客の流れを作り、自然と下の階の売り場に足を運ばせる効果。

ジャンブル

「ごちゃまぜ」を意味し、ワゴンなどを使用してセール品などを山積みにして販売する方法。衝動買いをしやすく陳列も簡単であるメリットに対し、粗末に扱われたり安物に見えるデメリットがある。

シューフィッター

靴売り場にて試着をサポートする専門家。足に関する基礎知識と靴合わせの技能を習得し、個々の足のサイズや形に合った靴を見立てる。

ジュニア

幼い子供のこと。その反対をシニアと呼ぶ。

ジョイントショップ

例えば観葉植物を販売するショップとキッチン用品を扱うショップの組み合わせや、コーヒー店とカフェが一体となったショップなど、種類の違う小売店が互いの強みを出し合って、より戦略的な一つの新しいスタイルを構築した小売店のことである。

ショーイング

ショーウィンドウやガラスケース等に商品をディスプレイすること。商品演出の技術。

ショーカード

ショーウィンドウやガラスケース等に置かれる定価や商品説明が記されたカード。

視野角

ディスプレイを斜めから見た時に、どの角度まで正常に見ることが可能かを示す指標のこと。液晶画面などは角度によって色やコントラストが変化して表示が認識しにくくなったりする。

什器

日常で使用する家具のことを指し、店舗における陳列用の器具のこと。陳列棚やディスプレイに関わる機材全般のこと。

集散地卸

卸売業者の形態の一つ。一次卸の一種で多くの生産者から商品を仕入れ、多数の小売店や二次卸業者へ売り渡す卸売業者のこと。

集中構成

商品を一箇所に集中して陳列する方法。商品そのものを引き立てることができる。またその逆を拡散構成と呼び、スケールの大きさを演出することができる。

集中仕入

セントラルバイイングとも言い、量販店などの小売業が本部で一括して商品を仕入れること。各店の仕入れ量を考えまとめて仕入れることによって商品仕入れコストを大幅に下げることが可能となる。

消化仕入

小売店に陳列する商品の所有権を卸業者やメーカーに残しておき、小売店で売り上げが計上された時に仕入れが計上される取引形態のこと。小売店側は在庫を抱えずに商売できる利点がある。売上仕入れと同じ。

商圏

百貨店や小売店などの商業施設がその地域で店舗に集客できる範囲のことである。商業の形態や扱う商品、その地域の人口や地域性によっても大きく異なり、例えばブランドものなどの高級品は交通機関を利用してでも専門店のある都市部まで出掛けるのに対し、コンビニエンスストアなどは徒歩や自転車でのアクセスが可能な近隣店舗がメインとなり商圏は比較的狭くなる。

上代

小売価格のこと。

消費性向

所得のうちどのくらいを消費に当てるかを示す割合。

職出し

衣服の生産過程の一つで、デザインをパターンメイキングした後に素材や付属品、指示書などを合わせて工場へ引き渡すこと。

シルバー

高齢者。シニアと同じ。

スーパーバイザー

監督・管理・監修をする人物の総称。店舗を定期的に訪れ、売上やレイアウト、スタッフへの接客指導など店舗運営に関わる全般についてのアドバイスを行う。SVと略されることもある。

スキーム

「枠組みを伴った計画」「計画を伴う枠組み」を意味する。市場を開拓し、利益を得るまでの仕組みをビジネススキームと呼ぶ。

スケールメリット

経営規模が拡大することで、生産性が向上すること。同じものでも一度に大量生産、大量仕入れすることでコストが削減されることなどが例としてあげられる。

スタイリスト

雑誌やファッションショー、TVやファッション雑誌などにおいて、衣服やアクセサリー、靴などを選び要求されているイメージやテーマに合わせてコーディネートを演出するスペシャリストのこと。またファッションに限らず、撮影される料理などの演出を考えるフードスタイリストや空間をコーディネートするインテリアスタイリストなども存在する。

スタイリング

デザインの様式。あるテーマに沿って独自の表現をすること。

スタイルアウト

その国向けのマーチャンダイザーにすること。

ステイプル

什器の単位のこと。スパンと同じ。

ステップメール

メールマガジンの配信方法の一つ。メールの本文と配信間隔をあらかじめ設定しておき、自動的に顧客へ配信するマーケティングツール。業務の効率化や顧客へのアフターフォロー、購買意欲の促進が目的。

ステルスマーケティング

消費者に宣伝と気付かれないように宣伝する方法で、通称「ステマ」と呼ばれている。有名人のSNSが利用される場合が多く、企業側が提供した商品を、その事実を隠して紹介して欲しいと依頼する例が挙げられる。一般的にモラルに反する行為とされる。

ストアアイデンティティ

その店舗の持つ個性。誰に何をどう提供するかの方針で他店との差別化をすること。

ストアデザイン

店舗や売り場のデザイン。

スペーシング

間隔をあけて陳列すること。

スペクトル

複雑に構成されたものを単純な成分に分け、ある特定の量の大小によって分布を示したもの。

スローパー

既製服の基本となるパターン(型紙)のこと。アイテムごとに作成し、デザインによるパターン製作時にサイズ感や着心地が大きく変わらないようにする。作業効率を上げることが目的とされている。

静視野

両目で見える視野の範囲のこと。左右200度、上下130度とされている。

セールスレター

手紙風の文章を使って商品、またはサービスを営業すること。目を引くキャッチコピーのほか、商品の詳細やメリット、具体的な購入方法をわかりやすく表示することが重要。デメリットを正直に書き信頼を得ることもある。

セカンドライン

デザイナーのコンセプトやイメージが強く反映されたファーストラインに対し、そのブランドの雰囲気を残しつつより幅広い顧客に向けてデザイン・価格ともに受け入れやすくした、ビジネスの拡大を狙った普及版ブランドのことである。

セグメント

マーケティングにおける、購入者の性別・年齢・住居地・職業などを基準とした区分。購入者の共通性を把握することにより、販売戦略に効果的に活かすことができる。

セット率

トップスとボトムスなどセットでまとめ買いする割合。顧客数が低下している現代では売上増加のためにも、いかに一人の顧客の売上単価を上げるかが課題となっている。セット売りを前提として商品企画するのが重要。

セリングポイント

商品を売る際に消費者にアピールしたい特性。セールスポイント。

セルフレジ

店員ではなくお客自身で会計するシステム。2000年代初めから導入が始まるが、使い方がわかりにくい、客側にメリットがないと言った理由で利用率は低い傾向がある。

セレクトショップ

小売業形態の一つで、一つのブランドに拘らず、そのショップまたはバイヤーの独自の視点や方向性に沿って商品やブランドをセレクトし販売する店のことである。消費者のニーズや時代の流れによって柔軟に対応が出来、またバイイングする商品によって店のオリジナル性を出すことが出来る。

セントラルバイイングシステム

商品や原料をを仕入れる際に本部が一括して行う中央仕入れのこと。一括で仕入れることによりコスト削減や品質の管理が簡単になる。

ソーシャルメディア

インターネット上で展開されるコミュニケーションツール。FacebookやTwitterがその代表的な例とされる。ソーシャルメディアで拡散されることで多くのアクセスが期待される。

ゾーンMD

売り場ごとの分類に沿った品揃えをすること。

損益分岐点

管理会計上の概念のひとつ。利益が0の時の時、すなわちその額を上回れば利益が出て、その額を下回れば赤字になる売上高。